「お魚会議」に参加!

らでぃっしゅぼーや環境保全型生産者団体「Radixの会」が開催する第10回「お魚会議」に参加しました。
エコ・ライスが「なぜお魚会議?」と、会議への応援のらでぃっしゅぼーやのスタッフも???
実は今年の春から新潟の名物である「村上の塩引き鮭」の取り扱い始めた関係で、水産チームから「お魚会議」参加を許可されました。
会議は2部構成で、記念講演で「日本の魚は大丈夫か・・・」と題して三重大学の勝川俊雄先生の講演。その後、お魚会議(主にクレーム対策の話でした)を行いました。
お魚会議.jpg
日本の漁業が農業と同じぐらいに瀕死の状態にあるのは、何となくは知っていたつもりでした。
しかし、勝川先生の話は日本の漁業の現状が「ここまで酷いのか・・・。」とショックを通り越して、悲しい気持ちになるぐらいの実態を講演。
勝川さん(小)
会議で配布された「日本の魚は大丈夫か」(NHK出版新書)に詳しく日本の漁業の現状が記されています。
その厳しい日本のお魚事情を解説した上で、補助金がなくても水産資源を回復させて高い収益を上げているノルウエーの成功例を紹介して、「資源管理」→「おいしい魚」→「漁価向上」で日本の漁業を再建できるとのこと。
日本に産業として成立する長期的な視点での漁業政策の必要性を語られました。
目から鱗が落ちるような話が満載で、久し振りに勉強になりました。
農業を含めて漁業、林業などの一次産業で生活が成り立つ仕組みづくりが急がれます。