新潟米の生産・加工、健康関連ビジネスへの取り組み・研究、非常食の販売等
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白藤とは

幻の米【白藤】


写真上:8月ごろの白藤。
長い野毛が特徴。
写真下:刈り取る直前の白藤。
明治・大正時代を経て昭和の初期(1930年半ば)まで、新潟県酒造米花形種の「白藤(しらふじ)」というお米がありました。
「風味よくサバケいい、本当の新潟らしいお酒になる」と古きよき時代の杜氏が語っていたといわれる伝説の酒造米です。
白藤は、明治26年の「亀の尾」にさかのぼること半世紀といわれ、その発生は江戸後期といわれています。来歴は古く、原産地は東北ですが県名は不明です。
白藤で醸したお酒の評価は、
「淡口に感ずれど口中のサバケよく酒質良質」
「香気やや低き感あるも、風味に富み、肌豊かにして口中すべりよし」
と、主流の「亀の尾」と人気を二分するほどの酒造米でした。

絶滅の危機を乗り越えて

なぜ白藤が絶滅の危機を迎えてしまったのか。
白藤の稲は「野毛」という長い毛がついています。これは鳥などから身を守る米の鎧のようなもの。 現在主流のお米は農家が作業しやすいように品種改良されており、野毛も機械での刈取りの効率化や倒伏しづらくするため短くなっています。
そんな手間のかかる時代遅れの白藤は新しい品種に押されて次第に育てられなくなり、姿を消していきました。 2004年、絶滅寸前だった白藤の種籾、わずか800粒を譲り受け復活を目指し栽培を始めました。
少しずつ量を増やしていき、今では田んぼいっぱいに白くて長い、麦のような野毛が特徴的な稲穂が揺れています。


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